《やはり俺の青春ラブコメはまちがっている》抜粋

1 前書き

まず前提として、何年前にこの作品のアニメを見たことがある(今はほぼ忘れた)。日本語を勉強し、そして暇つぶしに何か読もうと思い、何冊のラノベをKindleで購入しました。値段が少し高いだが、読んでいて面白かったから買ってよかった。
確かにこの前完結したらしいの作品、ひねくれた「ぼっち」八幡と個性豊かなメンバーの青春ラブコメである。

2 摘録

2.1 1

「私はな、怒っているわけじゃないんだ」……あー、出た。出たよこれ。面倒くせぇパターンだよ。「怒らないから言ってごらん?」と同じパターンだよ。そう言って怒らなかった人を今まで見たことがない

彼らは昼休みにここで男女混合で昼食をとり、腹ごなしにバドミントンをする。放課後は暮れなずむ校舎をバックに愛を語らい、潮風を浴びて星を見る。

傍から見ていると青春ドラマの配役を頑張って演じているような、そんな薄ら寒さしか感じない。そこでの俺の役は「木」とかそんな感じだ

少女は斜陽の中で本を読んでいた。世界が終わったあとも、きっと彼女はここでこうしているんじゃないか、そう錯覚させるほどに、この光景は絵画じみていた。それを見たとき、俺は身体も精神も止まってしまった。──不覚にも見惚れてしまった

異論反論抗議質問口応えは認めない。しばらく頭を冷やせ。反省しろ

放課後、二人きりの教室。そよ風でカーテンが揺れ、傾いた日差しが降り注ぎ、そして勇気を出して告白した一人の少年。今でも克明に思い出すことができるあの子の声。『友達じゃダメかなぁ?』

その名の如く、雪の下の雪。どれほど美しかろうと、手に触れることも手に入れることもできず、ただその美しさを想うことしかできない存在

人間、嫌なことほどよく覚えているものだ。今でも夜中に思い出すたび、布団ひっかぶって「うわああぁぁぁー」ってしたくなる。

「持つ者が持たざる者に慈悲の心をもってこれを与える。人はそれをボランティアと呼ぶの。途上国にはODAを、ホームレスには炊き出しを、モテない男子には女子との会話を。困っている人に救いの手を差し伸べる」

「平塚先生曰く、優れた人間は憐れな者を救う義務がある」

「まずは居た堪れない立場のあなたに居場所を作ってあげましょう。知ってる?居場所があるだけで、星となって燃え尽きるような悲惨な最期を迎えずに済むのよ」

やはり青春なんて噓ばっかりだ。高校三年夏の大会で負けた自分たちを美しいものに仕立て上げるために涙を流し、大学受験に失敗して浪人した自分をごまかすために挫折は人生経験だと言い張ったり、好きな人に告白できない自分を偽るために相手の幸福を考えて身を引いたと嘯いたり。あとは、そうだな。こんなぎすぎすしてイラッとくるような女のことをツンデレとか言って、訪れるわけもないラブコメを期待したりとか、な。

やっぱり青春は擬態で欺瞞で虚偽妄言だ。

「残念だが、学校は社会に適応させるための訓練の場だ。社会に出れば君の意見など通らない。今のうちから強制されることに慣れておきたまえ」

「楽しいだけが世の中じゃないですよ。楽しきゃいいって価値観だけで世界が成立してたら全米が泣くような映画は作られないでしょ。悲劇に快楽を見出だすこともあるわけだし」

「高二病は高二病だ。高校生にありがちな思想形態だな。捻くれてることがかっこいいと思っていたり、『働いたら負け』とかネットなどでもてはやされているそれらしい意見を常に言いたがったり、売れている作家やマンガ家を『売れる前の作品のほうが好き』とか言い出す。みながありがたがるものを馬鹿にし、マイナーなものを褒め称える。そのうえ、同類のオタクをバカにする。変に悟った雰囲気を出しながら捻くれた論理を持ち出す。一言で言って嫌な奴だ」

考えることを放棄しない人間は好きだよ。捻くれてはいるが、ね

優しくて往々にして正しい。だが世の中が優しくなくて正しくないからな。さぞ生きづらかろう

要するに、気まずさというのは「何か話さないと」「仲良くしないと」という強迫観念があるから生まれるんだと思う。

人はみな完璧ではないから。弱くて、心が醜くて、すぐに嫉妬し蹴落とそうとする。不思議なことに優れた人間ほど生きづらいのよ、この世界は。そんなのおかしいじゃない。だから変えるのよ、人ごと、この世界を

少しだけ、自分の鼓動が速くなるのを感じた。心臓の刻む律動が秒針の速度を追い越してもっと先へ進みたいと、そう言っている気がした。

つまり、青春を謳歌している派手めな女子。短めのスカートに、ボタンが三つほど開けられたブラウス、覗いた胸元に光るネックレス、ハートのチャーム、明るめに脱色された茶髪、そのどれもが校則を完全に無視した出で立ちだった

「飢えた人に魚を与えるか、魚の獲り方を教えるかの違いよ。ボランティアとは本来そうした方法論を与えるもので結果のみを与えるものではないわ。自立を促す、というのが一番近いのかしら」

俺が思う限りでは努力というのは最低の解決方法だ。もう頑張るしかない、その他のどんな要素も入りえない、それは逆に言えばもはや為す術なしという意味でしかない。はっきり言って無策と変わらないのだ。いっそ見込みがないからやめろと言ってもらったほうがよほど楽だ。無駄な努力ほど虚しいものはない。だったら引導を渡してやってそのぶんの時間と労力を他のことに注いだほうが効率がいい

きっと彼女はコミュニケーション能力が高いのだろう。クラスでも派手なグループに属すほどなのだから単純な容姿の他に協調性も必要とされる。ただ、それは裏を返せば人に迎合することがうまい、つまり、孤独というリスクを背負ってまで自己を貫く勇気に欠けるということでもある

残念な奴に何を言っても残念な奴は残念だから理解ができない。

努力は自分を裏切らない。夢を裏切ることはあるけどな

「努力しても夢が叶うとは限らない。むしろ叶わないことのほうが多いだろ。でも、頑張った事実さえありゃ慰めにはなる」

「お前含めて、社会が俺に厳しいんでな。せめて俺くらいは俺に優しくしてあげようと思うわけ。みんなもっと自分を甘やかすべきだろ。みんなダメになればダメな奴はいなくなる」

一気に弛緩した空気が流れ始める。ある者はダッシュで購買に走り、ある者は机をがたがた動かして弁当を広げ、またある者は他の教室へと向かう

人は考える葦であるというように、気づけば何事か思案している

膨大な情報を会話という限られた表現手段によって伝えるのは難しい。パソコンと同じだ。莫大なデータをサーバにあげたりメールで送ったりするのには時間がかかる。だから、ぼっちは会話が少々不得手になりがち、というただそれだけのことなのだ。

「ぼくはいつ選ばれるのかなードキドキ」とか思ってた十歳の俺が可哀想すぎて泣けてくんだろ。」

金髪縦ロールに、「お前花魁なの?」ってほどに肩まで見える勢いで着崩した制服。スカートなんて「それ履く意味あんの?」ってくらい短い。

俺が相手だったら鼻息だけで殺されるレベル

友達だから、仲間だから、だから何を言ってもいいし、何をしてもいい。三浦はそう言っているのだ。そして、その言葉の裏には「それができないなら仲間ではない。したがって敵である」という意図が隠然と込められている。こんなものはただの踏み絵で異端審問だ

「だーからー、ごめんじゃなくて。なんか言いたいことあんでしょ?」そう言われて言える奴なんていない。こんなのは会話でも質問でもない。ただ謝らせたいだけで、攻撃がしたいだけなのだ。あほくさ。せいぜい身内で潰しあえよ。

別に助けてやろうなんて気はこれっぽっちもないんだけどよ、知ってる女の子が目の前で泣きそうになってると胃がきゅるきゅるして飯がまずくなんだよ。やっぱご飯くらいおいしく食べたいじゃねぇか。

もうやめろよ、めんどくせぇ。そういうの見てる側も気を使うんだよ。嫌な雰囲気なんて耐えられないんだよ。お前らの青春群像劇に観客巻き込んでんじゃねぇよ。

聞く者の身を竦ませる、極北の地に吹きすさぶ風のような、けれど極光の如く美しい声。

書きたいことが、誰かに伝えたいことがあるから書きたい。そして、誰かの心を動かせたならとても嬉しい。だから、何度だって書きたくなる。たとえそれが認められなくても、書き続ける。その状態を作家病というのだろう。だから俺の答えは決まっていた。「ああ、読むよ」

頭悪ぃなと自分でも思う。何の意味があんだよと本気で感じる。けど、少なくとも〝嫌な時間〟ではなくなった。まぁ、それだけだ

「人生は苦いから、コーヒーくらいは甘くていい……」

女の涙ほど信用ならないものはない

俺は暗くなりそうな気持ちを壁にぶつけた。青春に壁はつきものである

えー噓、何この気持ち。すっごい心臓ばくばく言ってる。これが男じゃなかったら速攻で告白して振られているところだよ。え、振られちゃうのかよ

自信なさげに下へと伏せられた瞳、由比ヶ浜のブレザーの裾を力なく握る指先、透き通るように白い肌。陽の光を浴びれば泡沫の夢の如く消え失せてしまいそうな、そんな儚げな存在だった。

男なら一度は言ってみたいセリフベスト三だった。ちなみに一位は『ここは俺に任せて先に行け』である。

誰かの顔色を窺って、ご機嫌とって、連絡を欠かさず、話を合わせて、それでようやく繫ぎとめられる友情など、そんなものは友情じゃない。その煩わしい過程を青春と呼ぶのなら俺はそんなものいらない。ぬるいコミュニティで楽しそうに振る舞うなど自己満足となんら変わらない。そんなものは欺瞞だ。唾棄すべき悪だ。

塵も積もれば山となる、という言葉をご存じだろうか。もしくは三人寄れば文殊の知恵でもいい。要するに、寄り集まった者たちはより強固になる、ということである。けれど、俺たちは、ダメな奴らが集まってダメなことをやってるだけだ。

ちょこまかと動き回る小さきものたちは何を考えているのかわからんが、せせこましく生きていた。何と言うか、東京のオフィス街にある高いビルから下を見下ろしたらこんな感じなのかもしれない。黒いスーツを着たサラリーマンたちが行き交う姿と働きアリの姿が重なって見える。いずれは俺もあのアリたちの如く、ビルから見下ろしたときの黒点の一つになるのだろうか。そのとき、何を思い俺は生きるのだろう。

その程度の安い同情で救われてたら、こんな性格になってねぇんだよ。そんな言葉一つで誰かの悩みが解決できるなら、そもそも悩みゃしねーんだよ。

葉山、お前は知らないだろう。なぜ人が人を褒めると思う?それはな、さらなる高みに持ち上げることで足元を掬いやすくし、高所から叩き落とすためなんだよっ!これを人は褒め殺しと呼ぶ

俺は確かにぼっちだが、だからといって他の仲良くよろしくやってる連中に嫉妬しているわけじゃない。その不幸を祈っているわけじゃない。……噓じゃないぞ?ほんとだぞ?別に俺たちは仲良しサークルでもないし、オトモダチでもない。何の因果か集まった、あるいは集められてしまった寄せ集めの集団だ。ただ俺は証明したいだけなのだ。ぼっちは可哀想な奴なんかじゃないと、ぼっちだから人に劣っているわけではないと

「知ってる?私、暴言も失言も吐くけれど、虚言だけは吐いたことがないの」風が止んだせいでその声はやけにクリアに聞こえた。ああ、知ってるよ。噓つきは、俺とあいつらだけだから

一年間、あそこでただ一人、誰と喋るでもなく静かに過ごしていた俺だけが知っている。俺の孤独で静謐な時間をあの風だけが知っている。他の誰でもない、俺だけが打てる、俺の魔球

だが、あれこそは俺の孤独の象徴、最強の鉾。虚空より降り来る、青春を謳歌せし者への鉄槌。

青春。漢字にしてわずか二文字ながら、その言葉は人の胸を激しく揺さぶる。世に出た大人たちには甘やかな痛みや郷愁を、うら若き乙女には永久の憧れを、そして、俺のような人間には強い嫉妬と暗い憎悪を抱かせる。

青春ラブコメには最後にこう付け加えてあるでしょう?「※この作品はフィクションであり、実在の事件、人物、団体とは関係ありません。」って。つまり、あんな青春ラブコメは噓八百です。みんな騙されているのです。



以下内容更新于2020-05-23 11:18:42

2.2 2

要するに彼らは弱いから群れとなって行動しているのだ。惰弱な生命の本能として集団行動をとっているだけだ。肉食獣に襲われたときに誰かを生贄として差し出すために寄り集まっている草食動物と変わらない。何食わぬ顔で草を食っているくせに、仲間を食い物にしているのだ。

風が吹いた。放課後の、気だるい空気を運び去るような、そんな運命的な風。夢を描いた一枚の紙を未来への紙飛行機のように飛ばしていく。詩的に表現したが、もちろん俺が今さっき書いていた紙だ。おいバカこの風マジふざけんな。

風が吹いた。重く、垂れ下がった暗幕を取り払うような、そんな宿命的な風。夢を託した一枚の布を未来永劫焼き付けるように神風に靡く。詩的に表現したが、要するにパンツが見えた。おい、でかしたこの風マジよくやった!

開け放たれた窓から、うららかな初夏の風が入ってきて一切れの紙が踊る。俺はそのセンチメンタルな光景に心を奪われ、風の行く末を問おうと紙切れの動きを目で追った。はらり、と。まるで零れ落ちた涙のように儚く、その紙は床へと舞い降りる。

優しさも同情も、愛も勇気も友達も、ついでにボールも俺には不要だ。

「勉強とか、意味なくない?社会に出たら使わないし……」「出た!バカの常套句!」

携帯電話ってやつはある種、ぼっちを加速させるデバイスだと思うのだ。電話が来ても放置とか着信拒否とかできるし、メールも返さなきゃそのままだ。人間関係を取捨選択できてコミュニケーションが気分次第でオンオフできる。

学校という場所は単に学業をするためだけの施設ではない。要するにここは社会の縮図であり、人類全体を箱庭にしたものだ。だから、戦争や紛争があるようにいじめだってあるし、格差社会を引き写したようにスクールカーストだってある。

要するに、あいつらリア充(笑)はそうやって自分の気持ちに噓ついて怒りを抑え込んで仲良くしようと振る舞ってるだけなんだ。

「知りたいか?」悪魔の問いかけに、哀れな仔羊、

早く帰ること風の如し、静かに居眠りすること林の如し、嫉妬すること火の如し、働かざること山の如し

果報は寝て待て

ぼっちは言葉の裏を読むスキルが無駄に高いから主語述語をしっかり言ってくんないとわかんないっての

それにしてもあれだ。女子力という単語を使っている女子のほうが余程女子力が低いということに気づかない女子は女子力が低いと思う。

爽やかな初夏の風が二人の間を通り抜けた

例えば、雪ノ下雪乃。彼女は誰にも理解されなくとも諦めも嘆きもしない。それでもなお貫き通すことが強さだと彼女は確信しているからだ。例えば、由比ヶ浜結衣。彼女は誰かを理解することについて諦めることも逃げることもしない。表面上であったとしても触れ合い続けることで何かが変わると祈っているからだ。

世の中には凄くいいお兄さんがいるんだなーと思ったら俺だった。思いがけないイイ話に不覚にも涙が出そうになってしまう

真実は残酷だというなら、きっと噓は優しいのだろう。だから、優しさは噓だ。

夜中に見上げた月みたいに、どこまでもついてくるくせに手が届かない。

俺に優しい人間はほかの人にも優しくて、そのことをつい忘れてしまいそうになる

いつだって期待して、いつも勘違いして、いつからか希望を持つのはやめた。だから、いつまでも、優しい女の子は嫌いだ。

Author: zcp
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